20代の頃は、ネックレス、指輪、ブレスレットのどれかを毎日必ずつけていた。
香水も纏っていた。
毎日自分なりにお洒落を愉しんでいたと思う。

それが田舎に帰って、30代になると、少しの間は指輪をしていたけれど、それもだんだんしなくなった。
香水はいわんやをや、だ。

家事の邪魔だったり、スーパーに行くだけでお洒落をする気分にもならないので、アクセサリーや香水は何か用事があって出掛ける時以外、必要じゃなくなってしまった。

たまにフル装備でお洒落をすると、疲れるようにもなった。
女として情けないことよ。

アクセサリーケースには、ほぼ登板しないアクセサリーが眠り、その脇にはロー・ド・イッセーやジャルダン・スール・ル・ナイル、オムニア・クリスタリンなど愛用していた数本の香水が鎮座したままだ。

そして40代。
ノーアクセ。
香水はお出掛けの時にアユーラのナチュラルなものだけをたまに。

ウツがひどかったときなんて、お洒落なんて頭の片隅にもなかった。
ずっとノーメイクだったし。
あ、日焼け止めだけは一年中塗っているけれども。

しかし、女盛り?これではいけないと最近思い始めた。

体調もよくなってくるにつれ、以前のスキンケアコスメフリークの自分に戻りつつある。

メイクもひんぱんにするようになった。
四十路ど真ん中にして、ギリギリ女であることを思い出してよかった!

メイクをするようになってから、なんとなくアクセサリーやジュエリーなど、キラキラしたものにも興味がいくようになった。

アクセサリーでもしないと、これからの年代、顔周りがさびしくなるしね。

しかし、先日指輪をはめようとしたら、太ったせいか悲しいことに指の真ん中で止まってしまった。
すごいショックで泣きそうになった。

お洒落をする前に痩せなさい、ということか?
でしょうね!

それからお洒落を夢見て、ネットでアクセサリー、ジュエリーをよくガン見している。

お高いものは買えないので、手に入りそうな範囲で探すが、ポチッとまではなかなかいけない、というか、いかない。

あ〜、キラキラしたものが欲しい!
光りモノでなんとか女を呼び覚ましたい。
そしてさりげなくカッコイイお洒落がしたい!

と、切に願う私はメンズのTシャツにジャージというラフ過ぎる姿なのであった。