新型コロナウイルス感染拡大が心配です。ご存じのとおり、ウイルス対策のため、マスクや消毒用のアルコールが品薄になっています。
いままでローション作りのレシピで紹介していた無水エタノールも入手困難になっています。ただし、無水エタノールはアルコール濃度が高く、すぐに蒸発してしまいますので、そのままでは消毒用には向いていません。
◎「無水エタノールと消毒用エタノール、どこが違うの?」(メーカーのHP)
https://www.musui-ethanol.net/column/column01/
ローションを作りたいけど無水エタノールが手に入らないのが現状ですが、アルコール度数40%のウォッカで代用することができます。使い方は、無水エタノールのときと同じです。ウォッカは無臭のアルコールですので、精油の香りを邪魔することなく、水と精油をなじませてくれます。以前、ハーブチンキを作るレシピを紹介しましたが、その基材にはウォッカを使っています。
◎過去のレシピ
手作りローションにアルコールを使う主な目的は、「精油の希釈」「水に溶けにくい性質を持つ精油を水分となじませる」「防腐」です。
ただし、防腐に関しては、手作りローションである以上は、たとえ無水エタノールを入れても完全に防ぐことはできません。また、保存状態やそのほかに使用した材料、使い方(手指で直接触れるなど)などによって、雑菌の繁殖のしやすさも変わってきます。基本は、冷蔵保存と一定期間内に使い切る(使い切れるだけの量を作る)ことです。また、使用時に違和感があったら使用を中止することも大切です。
無水エタノールがなくても、こうした基本ルールを知っていれば、ウォッカで代用できますので、普段どおりのアロマテラピーを実践できますよ。
それにしても、こういう状況が長く続かずに早く収束することを祈るばかりです。みなさんも、気をつけてお過ごしください!