お久しぶりです。コロナ禍と猛暑でヘトヘトな毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
今回は、外出自粛期間中に髪をカットできなかったことがきっかけで、ヘアケアについて見直したという、アロマとはほぼ関係のない話です。

お金や住まいなど、身の回りのことを見直す機会というのが、たまにあると思います。それを自分では勝手に「人生の棚卸し」と名付けています。人それぞれだと思いますが、なにかしら変化を感じたときや、ふだん気にしていなかったことに違和感があったときなどが、棚卸しのタイミングではないでしょうか。体調の変化というのも、そういうきっかけになります。特に年を取ってくると、以前は考えてもいなかったことに、時が過ぎて気がつくという経験が増えてきます。

最近、髪の状態が気になり、久々にヘアケア製品を見直すことにしました。外出自粛期間中にカットできず、いっそ伸ばしてみようと思ったところ、どうも髪がなかなか伸びてこない、そして全体的にぱさついている…。

50代に入ってから、髪がまとまりにくくなっていると感じていましたが、ショートヘアだったので髪の傷みはあまり目立たず、気にしていませんでした。ところが、いざ髪が伸びてくると、状態がよくないのを実感することに。

アロマでなんとかできないものかと、自作のヘアミストやヘアオイルを使ったものの、髪に少しハリが出たくらいでぱさつきは解消しませんでした。この10年くらい、ずっと同じシャンプーを使用していたのですが、年齢に合わなくなってきたのかもしれません。これは、シャンプー、コンディショナー、トリートメントなど、ヘアケアを見直さないといけないな、と思いました。

ところが、ここで難題が浮上します。アロマテラピーを始めてから、メークアップ以外の化粧品を店で買うことがほぼなくなり(それはそれでいいこともたくさんありますが)、美容系の情報に疎くなっていたため、いきなり買いに行くわけにもいかず、情報収集から始めなくてはなりませんでした。洋服選びも同じだと思いますが、年代が変わると、「自分はどの店に買いに行ったらいいのか?」と悩むことってありますよね。そんな感じです。

ということで、まずはネットで情報取集して、ある程度絞り込みをしました。シンプルな原料を使っているヘアケア製品を探しているうちに、オーガニックコスメにも興味が湧いてきて、ずいぶん横道にそれましたが…。だいぶ時間を浪費しましたが、おかげで新しい情報を仕入れることができて、少し時代を取り戻せた気がします(が、これを継続するは大変そう)。それにしても、私が美容を怠けていた間、この世のヘアケア製品の日進月歩っぷりがすごいし、選択肢が広がっていて驚きました! 2020年にもなって、ヘアケアなんて飽和状態と思いきや、人間の美への探究心は天井知らず(笑)。

そして、ようやくお店へ。自分がアタリを付けていたのとは違う商品を勧められて、一瞬迷いが生じましたが、「髪の毛1本1本は、海苔巻きのような構造になっていて、中のごはんはタンパク質と水分、外の海苔は脂質。外の海苔が中を守っているから海苔が傷んでいると中のごはんが流れ出て、スカスカになってしまう」と、わかりやすく説明してくれたうえで、私の髪の悩みに合った商品と手入れについて教えてくれました。

会話をするうちに、髪というものに対する知識不足とか、自分のヘアケアの仕方が思い込みと間違いだらけだとわかりました(このあと『髪の大辞典』という本を読み、それが確信となる)。高い買い物ではありましたが、古い知識や習慣をアップデートするための講習料込みということで買うことにしました。いままで使っていたシャンプーがまだ少し残っているので完全移行するのは少し先ですが、アウトバス用ヘアミルクを使っただけでも手触りが変わりました。これで、いつか天使の輪が手に入るかも(笑)。

ときどき、自分にこんな活を入れると刺激になりますね。

画像提供:apfeltalkによるPixabayからの画像