前回のコラムを書いたのが2月。はや5ヵ月が経ってしまいました…。
それにしても暑過ぎます。酷暑です。
エアコンの効いた室内にいても、体から熱が逃げないこの感じをどうにかしたくて、ペパーミントの冷却作用をねらってボディ用スプレーを作りました。
◎ ボディ用スプレー(35ml)
無水エタノール | 5ml |
精製水 | 30ml |
ペパーミント | 1滴 |
ライム | 2滴 |
真正ラベンダー | 2滴 |
ローレル | 1滴 |
スプレー容器(100円ショップで売られているものでOK) |
① ビーカーに無水エタノールを入れ、精油を加えて混ぜます。
② スプレー容器に①を入れます。
③ ビーカーで精製水を計量して、②に加えます。スプレーをセットすれば完成
使うときは、よく振ってください。2週間以内に使い切るようにしましょう。夏場は冷蔵保存したほうがベター。腐敗防止だけでなく、よりクールな使い心地を感じられます。
これまでのコラムを見返してみると、「無水エタノール+精製水+精油」のレシピばかりで、我ながらマンネリなのですが…。目的によって精油を変えた分だけバリエーションがあるという見方もできるかと…。
今回の場合は、暑さを和らげてくれそうな軽く涼しげな香りに仕上げたかったので、スーッと香るペパーミントにローレルのフレッシュなハーバルノートを合わせ、弾けるようシトラス感を演出するライムでアクセントを与えてみました。また、このブレンドはヘアトニックにもおすすめです。
今回使用したライムは、みなさんもよくご存じでしょう。精油の香りは、レモンやオレンジのような甘さはあまり感じられず、酸味を含んだフレッシュさが際立ちます。アクティブさ、さわやかさを演出するのにピッタリです。
なお、ライムには光毒性を起こす成分(フラノクマリン類のベルガプテン)が含まれていますが、国際香粧品香料協会(IFRA:International Fragrance Association)の基準では15mg/kgであれば安全とされており、日本アロマ環境協会(AEAJ:Aroma Environment Association of Japan)の研究論文ではライムに含まれるベルガプテンは3.9mg/kgだと記載されています。
気になる方は、ライムを使ったクラフトを使用した直後〜2時間程度は日を浴びるのを避けたり、ベルガプテンフリーの精油を使ってください。